http://www.asahi.com/international/update/1022/013.html
欧州連合(EU)欧州委員会は22日、たばこの害を訴えるため、がんに侵された肺や真っ黒になった歯など42種類の警告写真を公表し、加盟25カ国で発売されるたばこの包装紙に写真を掲載するよう求めた。
写真はカラーで、「喫煙で肺がんになる」「たばこを吸えば早死にする」などの警告文と一緒に、箱の下半分に掲載される。欧州委によると、アイルランドやベルギーなど数カ国が来年から採用する予定だ。
腫れ上がった気管支や瀕死の病人など、かなりどぎつい写真が採用されている。バーン委員(保健担当)は記者会見で「たばこを楽しむ人々には衝撃だろうが、喫煙は結局、がんと死を招くことを知ってもらいたい」と語った。
カナダやブラジルなどでは、たばこの害を訴える写真を掲載している例はあるが、人口4億5000万人のEUでは初めて。 (10/22 21:20)