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トイレのしつけは絶対に怒らないこと
猫は、単独で行動する動物であり、集団の中で自分の順位を確立するために自己アピールしたり、服従したりしません。そのため、猫が粗相をしたとき、飼い主が優位に立ってしかりつけても、猫にとっては「嫌なことをされている、自分に対して攻撃している」という意識しかなく、その場ではとりあえずそのことを止めたとしても、目が届かなければまた同じことを繰り返します。
猫にとっては、快適な暮らしがあることがなによりも大切です。その中には、当然身の危険が冒されないことが含まれます。たとえば、猫がトイレに失敗したり、トイレ以外の場所で粗相をした場合でも、強く怒ったり、叩いてはいけません。こういった行為は、猫にとって、「いやなことをされている」という思いを抱かせるだけで、ひいては飼い主に対して不信感を持つようになるだけです。猫に対しては、「しつけをして覚えさせる」という観念を捨て、彼らの習慣を上手くこちらの都合に引き出す方法を取ることをお勧めします。
http://www.webvision.jp/family/cat/20041026/index.html